旧タツノコのメモ帳

大の大人でも1つはハマッたマンガというものがあるのではないでしょうか？

そのマンガが今危機にさらされています。





今回の記事は東京都の「青少年健全育成条例改正案」について書こうと思います。

たぶん僕のような若い世代は特にこういう政治ネタには興味を持たないことが多いと思うのでブログに書かせてもらいます、良ければ読んでください。

また非常に硬いネタですが僕はみなさんに知ってもらいたいためにブログに載せます、間違いなどありましたらコメントください。

この記事を読んでの感想なんかも大歓迎です。



さて、まず「青少年健全育成条例」とは読んで字のごとく各都道府県にある「少年を健全に育てよう」みたいなものです、ケータイのフィルタリング規制やタバコやお酒などの年齢確認なんかもこの条例が関係しているようです。


そして今回の改正案を短くまとめると、


「東京都がマンガなどの残虐的な表現や性的な表現に規制をかける」


ということのようです。


おそらく石原都知事は「マンガのせいで青少年の犯罪が増えている」と考えていることから規制をかけるようですね（たぶん）。

というかマンガが嫌いなんでしょうね・・・。

そしてこの改正案は非常にあいまいな表現で、範囲は広いため、出版社側はそれに引っかからないようにネタを考えないと本屋で販売できないことになります（ネットオークションで10倍の値段とかで出回るんでしょうが・・・）


ここで「何をおっしゃる、東京都だけなら関係ないじゃなイカ！」と思った方がいるかもしれませんが、基本的に出版、印刷業界は東京が中心なので県外にも関係します、そして都が作った条例は各都道府県が順次取り入れるので全国的に非常に危ないです。


そしてどのような作品が引っかかるのかというと、なんと日本のほぼ全部の作品ですｗｗ

「ドラえもん」はジャイアンの殴る蹴る、「サザエさん」はワカメちゃんのパン〇ラ、「ジャンプ」なんかは廃刊の可能性もあるのでは・・・？


まぁ石原都知事はマンガ・ゲームを嫌うのはいわゆる活字世代というものでしょうがないと思います、しかしだからと言って「そんなくだらないものは規制してやる」って・・・、アムロのセリフであるでしょう。


「エゴだよそれは！！」


「秋本治（こち亀）」氏や「ちばてつや（あしたのジョー）」氏、永井豪（マジンガーZ）氏など有名マンガ家が今回の改正案に反対の記者会見？みたいな笑顔笑顔動画で見ましたが、それに対し石原都知事は、


「マンガ規制に反対する奴はバカ、頭を冷やせ」


だ、そうですｗｗｗ

マンガ家や出版社は死活問題だろーに・・・、むちゃくちゃだと思いませんか？(#・∀・)

ネットだけでも反対の声が溢れてるのに・・・、こんなの民主主義ではないのでは・・・？


その割に石原都知事は「太陽の季節」や「狂った果実」など過激な（レ〇プもの）作品書いてるくせに・・・（ちなみに今回の改正案は実写、小説はOK）

どうせ議員なんて金と自分の保持しか考えてなくて、税金ばっかり上げようとしてる。こんなんだから日本はいつまでたっても変わらないんですよ・・・。

今回の改正案もPTAの機嫌とってりゃ、この先の選挙戦も安泰とでも思（ｒｙ


そもそもマンガを規制することで少年の犯罪抑制に繋がるのかと僕は疑問に思います、逆に増える気が・・・。

「何が正しいのかキチンと判断できるように少年たちを教育する」、そういう条例を作るべきだと・・・、やみくもにマンガを規制して何の意味が・・・。

関係ありませんが、僕らの世代が定年を迎える時代はどうなってるんでしょうかね・・・、「定年70歳」とか、「年金受取75歳から」とかなってそうで不安です。

まぁそんなごちゃごちゃしてる中、結局この改正案は可決されましたけどね・・・・orz




日本の「マンガ」は世界に誇るべき文化、それを規制しようとするなんて僕は絶対納得がいかない！

現に日本のマンガはネットで外人さんにすごく評価されてます。

そもそも〇ちゃんねるなどでも言われてましたが、マンガが少年に悪影響を与えるなんてことはないと僕も思います。


実際僕は今まで生きてきて、たくさんのマンガを読みました。その中でマンガの主人公に憧れたり、悲しい気持ちになったり、ちょっと（性的に）興奮してみたり・・・、むしろマンガを読み、感情豊かになったと思います。

ただでさえ現代っ子は創造能力が低いなんて言われてるのに・・・。


そして今、人生をかけていると言っても過言ではない「バス釣り」という趣味。

実はこれも小1のときに初めて買った月刊誌の中に連載していた作品（グラン〇ー武蔵ｗ）というマンガがきっかけで「ブラックバス」という魚を知りました。

僕のように「きっかけはマンガ」という方、いると思います。



菅首相もこの条例にはちょっと納得がいかない部分があるようです（所詮ネット情報ですが）。

加えて「『表現を規制する』というのは憲法違反なのでは？」という声もあるようです。



もしかしたら・・・、もしかしたらまだ間に合うかもしれないと思い、ブログに書きました。

僕はこのようなささやかな抵抗しかできませんが、改正案の廃止を願います・・・。